古都出身マラクニマンの刹那の日誌…客観的な観察と、時に暴走する情動が交錯する…呂蒙は云った「士、三日会わざれば刮目して見よ」…都落ち寸前、ラスト落ちサムライが今宵討ち入る…かもしれない。


by harapin56

アナーキー【1】国会・行政編

いよいよ2009年、今年は政権交代がおそらく起こるだろう。
自民党は歴史的敗北を喫し、民主党が躍進するだろう。
いざとなったら、民主党からも数々のスキャンダルが出てくるだろうから、絶対とは言えないが、個人的には以前にも記したが、交代させなければと強く思っている。

ところで…
この政権に関しては、国会の問題だが、同じくして、官僚、つまり行政の問題が取り上げられることもしばしばであるここ数年。
さいたるものは、『天下り』問題なのだが、果たしてこの『天下り』がなぜ発生するのか…をきちんと理解している人間がどれだけいるだろうか?
世間もマスコミも、『天下り反対!』『天下りをする官僚は悪だ!』と吠えはするが、それで終わってしまうのは、『天下り』の本質・構造を実は真には理解していないのだろう。
(結局は偉そうに世の中を語っているマスコミなんてその程度にすぎない…それを鵜呑みにする愚民どもがいるのだから、そこへの影響を考えるとはっきり言って害だ…ないほうが実は良い)

なので、本日はその実態と果てはそれと国政との繋がりについて述べてゆこうと思う。


前にも述べたように、問題とされている官僚の『天下り』。
この善悪をああだこうだと議論しても始まらない。
例えば、強盗事件が多発する地域があったとして、強盗は悪いことだ!やってはいけないのに!と言っても何の解決にもならないであろう?
そこまで多発するには何かしらその地域の状態に問題があるはずなのだ。
だからこそ…
なぜ、このようなことが繰り返されるのか?という官僚の慣習にこそ焦点を当てなければならない。

みなさんは、官僚のトップは誰かと聞かれたらなんと答えるだろう?
多くの人が、『内閣総理大臣』と答えるだろうし、それは正解である。
しかし、内閣総理大臣は国会議員から選出されるために、官僚にとっての最終的な頂点とはなり得ない。
その下の、大臣連中も同様の理由により、異なる。
そうなると、実質的な官僚の頂点とは何か?
それは、『事務次官』である。
一般の企業の社長・会長職にあたるのが、官僚にとっての『事務次官』。よろしいでしょうか?
さて、ここからが本題である。

この事務次官のポストが決定する際、一般の感覚では計り知れない悪しき官僚の慣習が発揮される。

その慣習とは…



















『その事務次官になった人物の同期および先輩の総辞職』

理由は単純。
代々事務次官は現職より下の世代から選ばれる。
その他の同期や先輩にはもはや次の事務次官になれる可能性は皆無。
事務次官にとっては自分以上の期は目のうえのたんこぶで、いなくなってほしいのが本音。

→だから、みんな一気に「辞~めた!」

…↑一般の感覚からすると、信じがたい慣習だと思いませんか?
しかし、これが官僚の世界では暗黙の了解として成立するのです。
我々の常識は官僚の非常識、我々の非常識は官僚の常識なわけです。
我々は自分の同期や下の世代が自分より出世したからといって(仮にそのことで自分の出世の芽が消滅したとしても)、簡単に職を手放したりはしません。…生活があるからです。次にお金が稼げる保証がない状態で辞めれるわけがありません。守るべき者がいれば尚更です。
しかし、官僚はそれができてしまう…。
そのからくりこそが、『天下り』なのです。
職を辞した官僚達には天下り先が用意されているため、ためらいなく辞められるのです。

天下り先は政府管轄の特殊法人。
現在その数は1000を超えます。
天下り先はごまんとあるわけで、
【容易に天下りができる】→【簡単に辞められる】
という普通ならありえない構図ができあがるわけです。
さらに、天下りした官僚ですが、あいつらはそこで仕事なんかしませんよ。
なんせ、狙いは退職金ですから。
適当に在席だけして、2、3年したら、うん千万の退職金を得て、また別の天下り先へ。
これを繰り返すだけ。
そりゃ、事務次官になれなくてもほいほい辞めるさ…。
美味しい話が必ず付いてくるのだから。

以上が、天下りが常態化した官僚の慣習です。

ここで、話を国政に移します。
なぜなら官僚のこの問題と国政は無関係ではないのですから。
国会討論では、財源がない、なんて言ってますが、奴らの天下りによる退職金には現在与党はほぼだれもつっこまないという事実。
おかしいと思いませんか?
行政の不正を監視し糾すのは国会の役目なのに、その国会が行政に手を出せないでいる。

さて、なぜでしょう?

それは、無能な輩が大臣職に就任することに起因します。
大臣は、一日に1000来る報告書、これに優先順位をつけ、総理大臣にあげなければならない。
しかし、無能な大臣は何が大切な、優先順位が高いものかもわからない。
そうすると実質その判断を下すのは自ずと官僚となる。
官僚にとって必要な、都合の良い案件だけが上にあがっていくのです。
官僚をコントロールすべき大臣が、官僚にコントロールされている……。

では、思いませんか?
そんな無能な大臣は大臣にたとえ指名されたとしても、できないのだから、受けなければ良い、辞退すればよい。

えぇ…そんなやつ見たことありますか?ないでしょう?
それは、
大臣(ここでは大臣の過半数を占める国会議員と仮定します)が
国のことを真剣には考えていないからです。
残念ながら、彼らが考えているのは自分の名誉欲を満たすこと、選挙で勝つこと。
一度大臣になれば、よほどでないと、その後、落ちませんからね。

最後に…問題提起をひとつしたいのですが、この国会議員を選んだのは誰ですかね?

…我々、国民ですよね。

我々は今までこんな奴らを自ら選んできたのです。
官僚にコントロールされてしまうそんな議員をえらんだ馬鹿は我々自身なのです。
安易に国会議員を責めれば済む問題ではありません。
しかし、逆にこの流れにピリオドを打てるのも我々の一票です。

オバマ大統領ではありませんが、『Yes, we can!!』
我々にしかできないのです。
今度こそ、本気で官僚制度をぶっつぶし(特殊法人廃止⇒天下り先をなくす)、本気で日本の将来を考える政治家を選ぼうと、一人一人の有権者が認識する時…強くそう思い、筆を置くことにします。
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by harapin56 | 2009-01-06 01:20 | 自己発信