古都出身マラクニマンの刹那の日誌…客観的な観察と、時に暴走する情動が交錯する…呂蒙は云った「士、三日会わざれば刮目して見よ」…都落ち寸前、ラスト落ちサムライが今宵討ち入る…かもしれない。


by harapin56

生きることに疲れる一瞬はある。人間だもの。そして、生きろ。

なんかよくわからないが、今必死こいてる受験生、また必死こいてない受験生を見ていてなんしかを発信したいと思いペンをとった。  合掌

第一章:

「お前の顔なんか見たくない。出て行け。…これが勘当か」


忘れもしない。2001年12月23日、天皇誕生日。
楽しくて仕方ない大学1回生の冬、俺は実家を追い出された。
甘ちゃんだった俺は、
「まぁ、すぐに戻って来いと言うだろう」
と、たかをくくりまくっていた。
しかし、親は本気だった。

俺は無期限で一人で生活することを余儀なくされた。
一人暮らしに憧れて文句ばっか言っていた俺には願ってもないチャンスなはずだった。
しかし、現実はそんな俺にのっけからきつい洗礼を浴びせた。


金がない。


俺は貯金なんてしていなかった。
無論、バイトはしていたが、稼いだら稼いだ分だけ使ってしまう…という生活を送っていた。
金が尽きたら、ちっとだけ遊ぶのを我慢して実家で飯を集る。
それでやっていけた。

そんな俺だから、その時、マジで金がなかった。
いくら財布の中を探っても、50円玉ひとつしか出でこなかった。
12月分の給料日は翌年の5日だった。
どうしてもそれだけは嫌だったのだが、初めて、前借しようか…とも思った。
俺にとって幸いだったのは、定期券の有効期限がまだだいぶ残っていたこと。
移動手段には困らないな。。。
内心、ホッとした。

そうなると、当面の問題は、『どこに泊まるか』…、『飯はどうするか』…。
色んな友達の家を転がった。
年末の帰省時でどうしようもない時は、バイト先に泊まった。
友達は飯を奢ってくれたし、
店長は「フードの注文が入ったら多めに作っておけ!」と言ってくれた。
同情かもしれないが、みんなが気を遣ってくれた。
その状況がありがたかった。
俺は、殊、自分の生には汚いと思えるほど貪欲だ。
だから、もし誰も助けてくれなかったら、かっぱらいでも何でもやったかもしれない…。
当然、クリスマスも正月もなかったのだが、
ともあれ、こうして俺は給料日までなんとか凌ぐことができた。
そして、落ち着いてくると同時に、
このままではダメだ、申し訳ない…という気持ちが強くなっていた。
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by harapin56 | 2006-10-27 01:02 | 自己発信